
THE STUDY ABOUT BUSINESS TRIP WITH OUTDOOR PRODUCTS
芸人・みなみかわ、
アウトドアプロダクツと鹿児島出張へ行く。
お笑い芸人は、移動が日常。営業やテレビの収録のため、北から南、西から東へ、日々飛び回っています。不惑を超え、再び人気に火がついたみなみかわさんもそのひとり。旅のパートナーは、丈夫さと実用性を兼ね備えたアウトドアプロダクツの大きなボストン。4月某日、出張で鹿児島を訪れた彼に密着し、バッグの実力と、出張と仕事のマイルールを聞きました。
- Photo_Kosuke Matsuki
- Text_Keisuke Kimura
- Edit_Yuri Sudo
- Special Thanks_鹿児島空港
PROFILE
みなみかわ
1982年生まれ、大阪府出身。2005年にお笑いコンビ「ピーマンズスタンダード」を結成。2019年にコンビを解散し、そこからピン芸人に。2024年から妻が設立した個人事務所「ナンセ」に所属する。現在はテレビや配信番組、ラジオなど、多方面で活躍中。
Instagram:@p_minamikawa
X:@p_minamikawa
YouTube:@WAKAMINAMI
MINAMIKAWA’S
SELECT ITEM

233 ROLL BOSTON X-LARGE ¥9,680
ブランドのアイコンともいえるボストンバッグ。コーデュラナイロンを使用しているため、タフな使用にも耐えられる。余計なコンパートメントはなく、スペースを余すことなく使うことができる。旅行にも最適なプロダクト。

みなみかわの鹿児島弾丸出張24時。
鹿児島空港到着
羽田空港から約2時間でたどりついた鹿児島空港。到着ロビーで待っていると、一際目を引く長身の男性がやってきました。今回の主役である、身長184cm、体重75キロのみなみかわさんです。肩に背負っているのは、〈アウトドアプロダクツ〉のボストンバッグ。

「すんません、お待たせしました!」
みなみかわさんは見た目こそ強面で近寄りがたい雰囲気もあるけど、不思議と、親しみが持てるお人柄。その証拠に、ロビーを出るやいなや、多くのひとの視線を集めていて、写真のリクエストもよくされます。その度に「全然いいっすよ」と丁寧に答える姿勢も印象的。


鹿児島空港は、東京、大阪、名古屋など国内主要都市への定期便のほか、ソウル、上海などへの便もある国際空港です。空港内には鹿児島の特産品を扱うショップが充実していて、レストランエリアでは薩摩地鶏や黒豚料理などの地元グルメも楽しめます。2階出発ロビーに設置された〈イームズ〉のシェルチェアも名物のひとつ。展望デッキからは、霧島連山の遠景を眺めることができます。

バラエティから投資番組まで、地上波から配信までひっぱりだこのみなみかわさん。この日も、東京から来ているにも関わらず、仕事の都合で日帰りしなくてはいけないほどの忙しさ。それだからこそ、移動の時間も無駄にはできません。
「新幹線や飛行機にもよく乗るので、移動のときは、本を読む、漫画を読む、寝る、ラジオを聴く、日記を書くのどれかですね。だからバッグの中はガジェットと本は常に入っているし、ほかにもごちゃっといろいろ入れています。〈アウトドアプロダクツ〉のバッグですか? めちゃくちゃいいですよ。開口部が広くて、一発で探しているモノが見つかりますから。容量もたっぷりで、一泊二日くらいの荷物も平気で入りますからね」

市内へ移動


市内への移動中。バッグの中身チェックするみなみかわさん。その中には3つのメガネケースが。聞けば、常に3本のメガネを持ち歩いているとのこと。
「いいやつを2本と、安いやつを1本。なんでかっていうと、視力がいいのでメガネをよく忘れちゃうんですよ。その予備として持ち歩いています。あと、体も張ることもあるんですよね。そのときは安いメガネにかけかえます。こんなこと言うと、芸人になめられるんですけど(笑)、もうこれはもうしょうがない。大事なものなんで」

薩摩の景色を見ながら、いよいよ鹿児島市が近づいてきました。台本をチェックして、準備も万全。
某番組収録

南九州随一の繁華街と知られる天文館の雑居ビル。ここが、本日の仕事現場です。共演するのは、盟友でもある東ブクロさん。
この番組は2年ぐらいつづいているんですけど、いろんなところに行けて楽しいんですよ。日本一周はしてるんちゃいますかね。でも、やっぱり怖いなとは思います。ギリギリを攻めていると思うし、いまの時代、なにが問題になるかわからないじゃないですか。実は、めちゃめちゃ綱渡りなんですよ」


どんな番組なのかはぜひ調べていただきつつ、収録がはじまるとガチッとスイッチが切り替わるみなみかわさん。出演者とスタッフに気を配り、誰にも嫌な思いをさせず、かつ笑いの勘所も鋭い。


かつては、韓国のバックダンサーに紛したキャラクターであったり、システマで痛みを感じないなど、飛び道具で人気を得ていました。一方で、いま、人気に火がついているのは正真正銘、地肩の強さ。不遇な時代に培ったいろんなものが、糧になっていると言います。
「ありがたいことなんですけど、いまの状態はかなり特別だなと思っています。マリオのスターをとった状態とでも言えばいいんですかね。最後のチャンスなんだろうなっていうのも感じています。これであかんかったら、もう無理なんだろうなって。とはいえ、20年間ぐらい仕事なかったんで、あの頃に戻るだけなんですけど」
芸能界という特殊な場所で、酸いも甘いも経験してきたからこそ、みなみかわさんはいまの現状も冷静に客観視しています。ブレイク芸人ランキングにランクインしたからと言って、なにも変わることはない。淡々と、今日も現場の足りないピースとなっていく。
スパルタな姉に鍛えられたファッション観。
桜島フェリー乗り場で
オープニング収録

鹿児島湾に浮かぶ雄大な活火山・桜島。1914年の大正噴火で大隅半島と陸続きとなったこの島は、市内各所から望むことができ、鹿児島市民の日常風景でもあります。穏やかな日も噴煙を上げ続け、幾度となく街を灰で覆ってきた歴史があります。そんな桜島をバックにして、某番組のオープニング収録がはじまりました。

この日はスタイリストはおらず、服はすべて自前のもの。
古着が好きなことは多くのひとが知るところだし、コロナのときは、アパレルの世界でアルバイトをしていたこともあるほどの服好き。そして、ファッションの型が決まっている。その感覚を形成したのは、姉の影響が大きかったと言います。
「姉が2人いてて、すっごい厳しいんですよ。僕が買ってきたものに対して『だっせえな』とか『気持ち悪いな』とか、『金の無駄遣いやねん、そんなもん』とか、毎回言われていて。だから、姉に怒られないためにどんな服着たらいいんだろうみたいな感じでした。いまは何も言われないですけど、『フイナム』のようなファッションの仕事をすると『えらっそうにファッション語ってたなぁ』とか言われますよ。怖いんですよ、お姉ちゃんたち」
そんなスパルタ指導のおかげで、いまのスタイルにたどり着いたのだそう。


足元は決まって革靴。レザーのジャケットやキャップもレギュラーアイテム。そしてバッグは、コーデュラナイロンの〈アウトドアプロダクツ〉です。
「例えば革靴に革ジャンを着たときに、バッグも革だとしたら、革革しすぎるでしょ? それは嫌なんですよ。カバンはできるだけスポーティーでありたいんです。ぼくにとって、カバンはバランスをとるために大事なアイテム。だから〈アウトドアプロダクツ〉のバッグに、今日はやわらげてもらってるんです」
大容量のバッグと共に進む、これからの芸人道。
鹿児島市内を散策



帰りの便まで時間が空いたため、市内へと繰り出したみなみかわさん。出張先で、時間があるときは、こうして街を散策するのがルーティンだそう。
「鹿児島は初めてですけど、いいところですね。街並みもキレイだし、ご飯もおいしい。東ブクロに教えてもらったラーメン屋もよかったですね。熊本ラーメン系の感じで、そこまでしつこくなくて。昔はよく、街の古着屋とかにも行っていましたけど、いまはやっぱり飯屋ですね」



ちなみに「薩摩の中心地」として栄えた鹿児島市は、明治維新の立役者・西郷隆盛を生んだ街。鹿児島中央駅から徒歩圏内の城山公園には、愛犬を連れた西郷隆盛の銅像が鎮座し、人気スポットとなっています。
市電が走る街並みは、どこか懐かしさも感じられます。現代的な施設と歴史的建造物が共存する鹿児島市は、便利さと風情を同時に楽しめる魅力的な都市なのです。


初めての場所では、家族へのお土産もよく買うそうで、カバンの余力も必要不可欠。〈アウトドアプロダクツ〉のロールボストンは大容量であるため、古着も土産も、なんでも詰め込めます。
「大は小を兼ねるじゃないですけど、大きいカバンがやっぱり好きで。大きいバッグって、モノが入ってないと様にならないものもありますけど、〈アウトドアプロダクツ〉のバッグは、モノが入ってなくてもちゃんとかっこいいから好きなんです。バイクにも乗るんですけど、前と後ろにカゴが付いているんです。このバッグは、そのカゴにも収納できます。ドラム型ってまわりには使っているひとが少ないですけど、便利だなと思いますね」
鹿児島空港へ移動
夕暮れ時、鹿児島市内から空港へと向かうみなみかわさん。時間のないなか教えてくれたのは、モノ選びのマイルール。
「旅の道具も、普段身につけているものも、長く使えることが大事だなと思っていて。レザーの服も靴も、メンテナンスをしっかりすれば、ずっと使いつづけられますよね。見た目もどんどん良くなるし。〈アウトドアプロダクツ〉も同じで、丈夫な素材とつくりだから、ずっと使えます。くたびれていく感じもいい。だからこそ古着屋さんにも置いてあるわけで。なのでレザーと同じく、これからも一緒に、いろいろ連れ回して育てたいと思ってます」

まもなく密着取材も終了の時間です。最後の質問「どんなポジションを目指しているんですか?」に対して、みなみかわさんは少し考えてから、こう答えてくれました。
「これね、よく聞かれるんですよね。でも結局、自分が芸人になり始めてから、思い通りになったことがないんですよね。自分の頭でイメージしても、そうはならない。だから、とにかくこの場でやるだけっていう感じです。結果的に、いい風に転べばいいなぐらいでやってます。賢い芸人さんたちは、なりたいところから逆算してやってますけど、ぼくはたぶん無理なんで」


タクシーに乗る直前にも関わらず、ファンらしきひとたちからまたまた声をかけられる。フライトの時間が迫りながらも、一人ひとりに丁寧に対応するみなみかわさん。その人気ぶりには、ホント、すごいんです。
最後に、こちらに向かって「じゃあ、また、よろしくお願いします!」と手を振る姿は、もはや貫禄すらも感じちゃうほど。


明日はまた別の場所で、別の笑いを届けるみなみかわさん。その日常に寄り添い続けるのは、〈アウトドアプロダクツ〉の大きなバッグなのでした。
みなみかわさんのバッグの中身

「この辺は必ず入ってますね」というバッグの中身。3つのメガネに撮影機材、タブレット、手帳、2冊の本、髭剃りなど、仕事道具と移動時間に欠かせないアイテムが入っている。手作りの手帳カバーはコードバンで、現在絶賛育成中。いい飴色になりつつある。

OTHER FEATURES