OUTDOOR PRODUCTS

2012 2023

コラボレーションの近代史。

さまざまなブランドに支えられてきた
アウトドアプロダクツの歴史。
もう買えないけれど、
アーカイブを振り返ってみるとおもしろい。
バッグを通して、2010年、20年代をプレイバック!

2012

〈アウトドアプロダクツ〉生誕40周年を翌年に控えた2012年。ロンドンオリンピックが開催され、 AKB48の大島優子が選抜総選挙で2度目の1位を勝ち取ったのもこの年。サムライブルーがスペインに大金星をあげた裏で、〈アウトドアプロダクツ〉でも“ブルー”がキーとなったコラボが発表された。

LONDON
OLYMPIC

BE@RBRICK MEDICOM TOY

AKB48

〈アウトドアプロダクツ〉の“レーストラック”と呼ばれるロゴのブルーカラーを採用した、高さ約28cmの400%サイズのBE@RBRICK。その愛らしいボディにフィットするよう、定番のデイパックをミニサイズ化。ガシッとタフな生地はもちろん、ポケットやタグ、ジッパーなど細かいディテールまで忠実に再現されている。©︎ 2023 MEDICOM TOY
#トイ
#コレクタブル

TOKYO
SKYTREE

2017

第45代アメリカ合衆国大統領にドナルド・トランプが当選し、ニュースがトランプ一色だったのが2017年。トランプ大統領は「メキシコとの国境沿いに壁をつくる!」なんて言ってたけど、〈アウトドアプロダクツ〉はビジネスシーンとの壁を壊すようなエポックメイキングなアイテムを製作していた。

HAND
SPINNER

麻布テーラー

instagenic

スーツの天敵ともいえるシワ。それを克服したといっても過言ではないのがファッションテーラーのパイオニア〈麻布テーラー〉別注のガーメントケースだ。ダッフルバッグのような円柱のデザインは、スーツをロール状に固定して収納し、シワを抑えるため。さらに内側にはシャツやシューズなどが収納できる低反発素材を使ったポケットも備えられているので、長時間の移動でも大切な一着やシューズに傷がつかないように設計されている。一方のブリーフバッグも出色の出来栄えだ。こちらもショック吸収素材を使っているので、PCの収納も心配入らず。そのうえ、ブリーフケース、クラッチバッグ、バックパックを1つで三役もこなす使い勝手の良さだ。
#ビジネスシーン
#スーツの相棒

PREMIUM
FRIDAY

2018

「ママ〜♪ウーウウウー♫」映画『ボヘミアン・ラプソディ』に、日本が、世界が湧いて泣いた年。「(大迫)半端ないって」なんてフレーズが流行語にノミネートされるなか、ストリートに「半端ないって」を言わせるコラボレーションも誕生!

BOHEMIAN
RHAPSODY

F-LAGSTUF-F

ストリートウェアブランド〈フラグスタフ〉と初タッグで制作されたラインナップは、バックパックやウエストバッグ、巾着のほか、フーディやロンTなどのアパレルも用意された。どのアイテムにも共通しているのは、メッシュの内側に配された“F-LAGSTUF-F”のロゴプリントが入ったセイルクロス。このセイルクロスはヨットの帆に用いる生地だけあって、超軽量でありながら耐久性も抜群。軽やかな風合いだから、フーディやロンTに使ってもゴワゴワした着心地にならない。ちらりと覗くネオンカラーもナイスアクセント!
#アパレル
#ストリート

SODANE~

2019

平成から令和へと元号が移り変わった2019年は、“ONE TEAM”なコラボレーションも続々とリリースされた。イチローが引退会見で「後悔などあろうはずがありません」と答えていたけれど、これらのコラボをスルーしていたなら後悔が残ったはず!

REIWA

nonnative

〈ノンネイティブ〉が手がけた2種類のバッグは、1980年代中頃まで使われていた単色ロゴをタグに使用するなど、クラシカルな佇まいながら、現代的なツイストが加えられている。ボディはマットなコーデュラナイロンから光沢のあるナイロンオックスフォードに変更し、あえてレトロな質感に。かといって、機能が落ちたわけではない。アメリカのデュポン社が開発したナイロンオックスフォードは、通常のナイロンの2〜3倍の耐摩耗性と引き裂き強度を誇るのだ。そのうえ、ボトムに用いられたultrasuede®ともコントラストを生み、いい味を出している。本革であれば気軽に洗濯できないが、これは合皮のため、手入れもラクラク。使い込まれた風合いを出すべく、洗い加工をかけるなど、ヴィンテージに造詣の深い〈ノンネイティブ〉だからこそできる細やかな気配りだ。
#ヴィンテージライク
#単色ロゴ

JOKER

ONE TEAM

TOGA

初めてのコラボレーションとは思えないほど、息のあったコンビネーションを見せるのが〈トーガ〉との共作。〈アウトドアプロダクツ〉のタフネスや機能性はそのままに、〈トーガ〉の代名詞ともいえる大胆なウエスタン刺繍をプラス。ビッグサイズのバックパックをはじめ、長さの異なるハンドルが施された2WAY仕様のトートバッグ、長さの調整ができるショルダーバッグ、さらに2つのバッグがドッキングしたドローストリングバッグなど、ユーザビリティと真摯に向き合った機能性も光る。
#初コラボ
#ウエスタン刺繍

CODE
PAYMENT

L’ÉCHOPPE

シンプル、なんてひと言だけで片付けられないのが、「レショップ」がつくったメイドイン USAのデイパック。452Uをビッグサイズにアレンジしつつ、小ぶりなアウトポケットを配することで、あえて違和感のあるバランスに。大雑把なステッチやいなたい雰囲気など、アメリカ生産ならではのラフさがChatGPTでは出せない味わい深さを生み出している。ブラックは再販予定。
#メイドインUSA
#あえてのアンバランス

AOHARU

N.HOOLYWOOD

行き先やブツ量に応じて、持ち変えるバッグだけれど、〈N.ハリウッド〉とのコラボバッグはショートトリップやキャンプはもちろん、長期の海外旅行もこれ一つで対応できる。フロントと両サイドについたポケットは着脱ができ、それぞれウエストバッグやポーチとしても使える。アイデアを詰め込んだバッグは、相当な量の荷物も詰め込めるのだ。
#ドッキング
#グッドアイデア
2020

新型コロナウイルスの世界的な流行により、閉塞感を覚えたけれど、STAY HOMEやニューノーマルなど、新しい価値観も芽生えた2020年。マスクで息苦しい。だけども、いつだってコラボレーションは全集中で呼吸を合わせている。その分、クオリティが高くなるのだ。

COVID-19

NEXUSVII.

ミリタリー由来の秀逸なディテールワークと無骨なデザインが落とし込まれた〈ネクサスセブン〉とのコラボコレクション。バッグの容量を増やしたデイパックは、ヴィンテージのアリスパックのショルダーストラップをモチーフにアップデート。ヘルメットバッグは、〈ネクサスセブン〉で長く愛されているバッグをベースに、PCやA4ファイルなどを持ち運びやすいようサイズ感を調整している。そして、メッシュで覆われたウエストバッグとパーソナルエフェクツバッグは、ミリタリーヘルメットカバー『M-1』がデザインソースになっている。バッジを付けたい時もバッグ本体に穴を開けることなく、カスタムできるのだ。
#ミリタリーモチーフ
#ヴィンテージライク

STAY HOME

2021

無観客開催となった東京オリンピックの影で、ゴン攻めでビッタビタのコンビネーションを見せた2021年のコラボレーション。レコードバッグでもあり、デイパックでもある、“リアル二刀流”なバッグが発売。マリトッツォばりのボリューミーなバッグはすこぶる使い勝手が良さそうだ。

Adult Oriented Records
 × 
FreshService

「アダルトオリエンテッドレコーズ」の3周年を記念して、ファッションディレクターの南貴之氏に“背負えるレコードバッグ”の製作を依頼したことから実現したトリプルコラボレーション。一見するとなんてことのないシンプルなデイパックだけれど、レコードの収納に特化したデイパックというだけあって、かなりの大容量! なんとメインポケットには12インチレコードが約50枚、フロントの7インチ用ポケットには約25枚が収納できてしまう。だけど、DJユース以外のシーンで使ってもOK。インナーの仕切りは着脱可能で、スニーカーやアウター、雑誌にマンガなんかもドサっと収納できる。DJはもちろん、そうじゃない人にとっても使いやすい三者の遊びがきいた一品だ。
#背負えるレコードバッグ
#ビッグスケール

TOKYO
OLYMPIC

2022

2022年をアツくさせたのは、18個のメダルに輝いた北京オリンピックや16強入りを果たしたW杯など、世界的なスポーツの祭典。毎日の熱戦に負けず劣らず、コラボレーションも加熱の一途。コロナの自粛ムードも和らぐなか、旅情を駆り立てるアイテムも続々と。

WEAKER
YEN

EDIFICE

デイパックと双璧をなす人気のロールボストン。カジュアル色の強いアイテムだけれど、「エディフィス」が手がければご覧の通り、エスプリを感じさせるバッグに変化している。エコレザーを用いたボディに、きらりと光るゴールドプレート。落ち着いたカラーリングと小ぶりなサイズ感も相まって、上品にアップデートされている。ユニセックスに持てるバッグのお手本のような仕上がりだ。
#エスプリ
#ジェンダーレス

WORLD CUP

TENBOX

「メッシュのデイパックがあったらいいのに」そんな思いから生まれたデイパックをはじめ、どこか懐かしい雰囲気のウエストポーチ、メキシコの伝統的なバッグをモチーフにしたものなど、“旅”をテーマにした〈10匣〉のコラボアイテムは、これまでにないアプローチが秀逸。Pigu氏が愛用しているアメリカ企画のロールボストンをベースにしたバッグは、旅行先での活躍も想定してパッカブル仕様に。世界各国を渡り歩いてきた人だからこそ描ける理にかなったデザインだ。
#テーマは旅
#クリアバッグ

METAVERSE

YOUNG&OLSEN

性別や年齢にも左右されることなく持てる〈ヤングアンドオルセン〉の定番のレザートートバッグを、〈アウトドアプロダクツ〉でおなじみのコーデュラナイロンで着せ替え。それだけでガラリと印象が変わるから何とも不思議だ。XS、M、Lの3サイズは、デザインは同じだけれど、大きさが違うことで、それぞれが異なる魅力を放っている。またショルダーストラップを接続すれば、2WAYで使えるのもニクいところ。
#2WAY
#大人のトートバッグ

SHOHEI
OHTANI

2023

ブランド創立から50周年を迎えた〈アウトドアプロダクツ〉。半世紀経っても色褪せない普遍的なデザインはそのままに、使い勝手の良さを追求した機能はアップデートしている。それはコラボにも通づることで年々進化を重ねている。蛙化現象なんておきない、推しの子はこれからだってたくさん生まれていくのだ。

Y2K

N.HOOLYWOOD COMPILE

何度もコラボレーションを重ねている、〈N.ハリウッド〉と〈アウトドアプロダクツ〉。2023年は、容量17Lと60Lの2サイズ展開のトートバッグをオリジナルで製作。底マチを正方形にすることで横幅は抑えつつ、見た目以上の大容量を実現。取り出し口のスピンドルや長さの調節できるショルダーテープなど、持ち物の量に応じて自在に変更できる。
#変幻自在
#収納力抜群

NewJeans

MUVEIL

バックパックやウエストバッグといったベーシックなバッグに、〈ミュベール〉らしいお花モチーフを全体に散りばめた大胆なアレンジ。インパクトのあるデザインもさることながら、ウエストバッグにはポーチとカラビナをつけるなど、一段とアクティブなシーンで使えるよう機能性に磨きがかかっている。スポーティさと華やかさが共存した両者の魅力が詰まったコラボレーションだ。
#デコラティブ
#機能性豊か

OSHI NO KO

BEAMS

鮮やかなブルーをベースに、レッドやターコイズなど、〈ビームス〉らしいポップで爽やかな配色と〈アウトドアプロダクツ〉の旧ロゴが組み合わさり、クラシックなムードに仕上がったデイパック。だけど、レトロ感があるのはデザインだけ。サイドのポケットやPCスリーブ、大きめのフロントポケットなど、荷物はしっかりと収納できて、不安は置いてけぼりにできる。現代の生活にフィットするようアップデートされた逸品だ。
#ポップネス
#ナイスカラー

WBC

※本ページに掲載されている商品は現在販売を終了しています。

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